フレデリック・トリネル (EcoVadis共同創業者兼共同CEO)
EcoVadisは、韓国政府機関である大韓貿易投資振興公社 (KOTRA) と韓国生産性本部(KPC)と
共催し、韓国企業向けのワークショップを初開催しました。
ワークショップでは200社以上の韓国企業が参加し、EcoVadisの評価手法に関する紹介や、
韓国企業向けの新たな支援策が発表されました。
2024年6月28日 - ソウル市・韓国
サステナビリティ評価プロバイダーのリーディングカンパニーであるEcoVadisは、韓国政府機関である大韓貿易投資振興公社 (KOTRA) と韓国生産性本部 (KPC) とワークショップをソウル市で開催し、半導体や化学、エネルギー、製造業などから200社以上が参加しました。
ワークショップは2023年に3社によって締結された戦略的提携の締結後、初の共同開催となり、韓国の中小企業に対するサステナビリティ教育とコンサルティングサービスの提供を通じて、持続可能なビジネスを加速させ、持続可能な開発目標(SDGs)達成へのさらなる貢献を促すことを目的とします。
ワークショップの主な内容は以下の通りです:
1) EcoVadis評価手法と評価受審の開始方法について
2) サプライチェーンにおけるサステナビリティ評価の世界動向について
3) KOTRAによる企業支援プログラムについて
4) EcoVadis評価受審企業(サプライヤー企業)事例のご紹介
韓国企業200社以上が参加
またワークショップでは、KOTRAが韓国企業向けの新たな支援策として「バウチャー (Export Voucher) 」を発行することを発表しました。条件を満たす韓国企業はバウチャーを申請し、ESGパフォーマンス向上を目的とした活動に関わる費用が補助されるしくみです。この支援策では、EcoVadis評価の受審に関わる費用も補助の対象となります。
詳細はKOTRAご案内ページをご覧ください。
リチャード・ボーン (EcoVadis アジア地区・日本シニアバイスプレジデント)
ワークショップで登壇者を務めたEcoVadis アジア地区・日本シニアバイスプレジデントのリチャード・ボーンは次の通り述べました:
「このワークショップは、企業規模やESGにおける成熟度に関わらず、全ての企業に対してサステナビリティ推進にむけた明確な方向性を示すものです。サステナビリティ推進への取り組みは、企業のイノベーション加速や業績の寄与にとどまらず、欧州企業持続可能性デューデリジェンス指令(CSDDD)を代表とする国際的なESGコンプライアンスの高まりに備えることにも役立ち、自社のビジネス運営をするうえで必須であると言えます。このワークショップは、サステナビリティ推進を後押しするツールやイニシアチブを再確認するよい機会であると考えます。」
KOTRA CEO ユ・ジョンヨル氏 (YU Jeoung Yeol) のコメント:
「3社共催の初のワークショップを通じて、EcoVadisの評価に関する理解を深めることができました。KOTRAは今後も、海外市場にビジネスを展開する韓国の中小企業がサステナビリティ評価における競争力を維持できるよう支援を提供します。」
KPC代表 アン・ワンギ氏 (AHN Wan Gi) のコメント:
「(2024年3月に)CSDDDが承認されて以来、ESGに対する関心度が高まっています。韓国企業が継続的なサステナビリティ評価を受審できるよう、また、コンサルティング企業や教育機関が必要な実務的支援を企業に提供できるよう、EcoVadis、KOTRA、KPCの3社で協働し、企業どうしが連携し合う ”ESGのエコシステム” の構築に貢献します。」
今後EcoVadisはKOTRAとKPCとの連携を継続し、韓国企業がEcoVadis評価を受審を促進するためのさらなる支援の充実化を図ります。具体的には、韓国特有の国内規制や情勢を考慮した受審開始のためのガイドブックの作成や、質問票の更新などが含まれます。
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EcoVadis/KPC/KOTRA 3社戦略的提携の発表に関するプレスリリースはこちら
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