2025年10月16日
エコバディス・ジャパン株式会社
SOMPOリスクマネジメント株式会社
共同リリース
サプライチェーンの「見えないリスク」を可視化
SOMPOリスクとEcoVadisが基本合意書締結 日本企業の情報開示やリスク対応を支援
EcoVadis SAS社(共同CEO兼共同創業者 ピエール=フランソワ・タレール、以下「EcoVadis」)は、SOMPOリスクマネジメント株式会社(代表取締役社長:中嶋 陽二、以下「SOMPOリスク」)と日本企業の情報開示やリスク対応を協同して支援するための 基本合意書を締結しました。これにより、日本企業が直面する環境・労働・人権といった持続可能性リスクを可視化・評価し、グローバルサプライチェーンにおけるリスク管理体制の構築を推進・支援します。
1.背景
サプライチェーンに係るリスクは年々複雑化しています。サイバー攻撃や気候変動による自然災害の増加に加え、サステナビリティの分野では、環境問題や人権侵害といったリスクへの対応や情報開示が企業に求められています。自社から離れたサプライチェーンで顕在化したリスクが、企業価値に大きな影響を与える時代になってきているのです。
2.基本合意書締結 の意義と取り組みの方向性
SOMPOリスクは、全社的リスクマネジメントやサイバーセキュリティ、事業継続、防災・減災などの領域で企業のリスク管理を支援しています。サプライチェーンリスクに関しては、サイバーセキュリティーリスク管理を支援する「Panorays」や、自然災害や信用リスクを可視化する「リスクスコアリング」、さらに事業継続(BCP)や防災減災支援等のサービスを提供しています。
EcoVadisは、全世界で15万社以上のサプライヤーの持続可能性を評価してきたプラットフォーマーであり、そのスコアは国際的に認知され、サプライヤーとしての競争力を示す指標になっています。バイヤー企業には、自社のサプライチェーンネットワークにおけるサプライヤー企業の評価をもとに、包括的なESGリスク評価プラットフォームを提供しています。
このたびの基本合意により、両社の強みをかけ合わせることで、企業がグローバルに広がるサプライチェーンのリスクを可視化し、適切に管理するための体制構築に貢献することが可能となります。具体的には、EcoVadisが評価して明確になった課題に対し、SOMPOリスクが改善支援を行う、リスクの外部評価とコンサルティングが一体となった価値提供のモデルを目指します。
3.今後の展開
両社は今後協業により、IT・調達・サステナビリティなど複数の部門に跨る持続可能性リスク対応を横断的にとらえ、サプライチェーンにおけるリスクの包括的な管理強化を支援していきます。これに加えてSSBJを含む国内外のサステナビリティ情報開示基準等への規制対応についても支援します。
SOMPOリスクマネジメント株式会社について
SOMPOリスクマネジメントは、SOMPOグループのリスクコンサルティングファームとして、全社的リスクマネジメント(ERM)、サプライチェーンリスク管理、サイバーセキュリティ対策、防災・減災等の領域で幅広いサービスを提供し、社会と企業の課題解決をリスクの観点から支援しています。
<公式ウェブサイト> https://www.sompo-rc.co.jp/
EcoVadis(EcoVadis SAS)について
EcoVadisは、グローバルサプライチェーンにおけるサステナビリティ・インテリジェンスと評価を提供することで、企業活動におけるリスク低減及び改善を促進し、持続可能な社会を実現することをミッションとしています。現在250の業種と180カ国において150,000社以上のサプライヤーが評価受審しています。バイヤー企業は自社のサプライチェーンネットワークにおけるサプライヤー企業の評価を基に、強みや改善点の把握に加えて是正措置実施までをEcoVadisプラットフォーム上で統合管理することができます。
<公式ウェブサイト> https://ecovadis.com/ja/
以上
報道機関からのお問い合わせ先
■SOMPOリスクマネジメント株式会社
マーケティング部 広報担当
TEL:03-3349-3500
■ エコバディス・ジャパン株式会社
マーケティング部
Email:mktjp@ecovadis.com